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1話完結のSS集 – 感想

感想

短編集でしたので、最初の1作目~4作目と、最新の39作目を読ませていただきました。

どの作品も短い文字数の中で、丁寧に描かれる空気感が魅力的でした。

1作目「小さな華」

楽しみにしていた花火大会が雨になってしまった話。

優しそうなヒロインと、彼女が好きな彼。
どちらも温かいキャラクターで、短い話ながらキュンとする作品です。

大切に思い合っているカップルなんだなあとほっこりしました。

2作目「真夜中の来訪者」

1作品目の「小さな華」とは打って変わって、ちょっと不思議なお話。

コミカルなテンポや会話と、やや冷静で現実的な主人公の対比が面白く、クスリとします。

来訪者が何をしに現れたのか気になります。

3作目「鼓動の合図(警報)が鳴り響く」

もしも世界がもうすぐ終わるとしたら、というよくある題材のお話ですが、そんな状況に置かれている人々の実感のなさが妙にリアルで面白い作品です。

お母さんの「あと3日で世界が終わっても、学校はあるのよ」という台詞がめちゃくちゃ好きです。

世界の終わりがこんなふうに来るならありかなあ、なんて、自分の大切な人を思い浮かべながら読みました。

4作目「夕陽に染まる」

恥ずかしがりやで怖がりで臆病な女の子の話。
友達との会話のきゃーきゃーした感じが、すごくリアルな女子高生っぽくて可愛いです。
休み時間の空気感が懐かしかったです。

ちょっと不良っぽい彼と彼女がこれから近づいていくのか、今まで通り離れた存在でいるのか、想像が膨らみますね。

39作目「間を切り取って」

夕方のどこか穏やかな空気感が良く出ている作品だなと思います。

人から見ると小さいかもしれない、自分の大切なものを、大切だと言って楽しめる。そんな時間は尊いですね。

作品と同じような、昼と夜の境目に読みたいお話です。


作品情報

タイトル

1話完結のSS集

作者

舞宵兎

ジャンル

恋愛

状況

連載中(2020/12/25現在)

あらすじ

短編より更に短いお話を。

※歴史系のお話など、たまに史実もまざっていたりしますが殆どがオリジナルの創作です。

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